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みなさんこんにちは。
セブ在住5年目のマーキィーです。

みなさんは、セブの共同墓地に暮らしている人がいることを知っていますか?

私は実際にその共同墓地を訪問しながらも、ずっと何も出来ずに来ました。

彼らの状況を少しでも多くの方に知ってもらい、彼らが今後生きていくためのアイディアなどをいただけたらと思い、シェアさせていただきます。

 




 

 

セブの某共同墓地

 

 

 

セブシティの中心地に100年続いているという華僑の共同墓地があります。

今回私は3度目で、現地駐在のMs.MinaとMs.Akiyoに同行してもらいました。
彼女たちは初めての訪問で、私が声をかけるまで墓地で暮らす人たちがいることを知らなかったようです。

 

案内をしていただいたのはボランティア団体 SLPC(CEC)の池頭さん。
池頭さんはセブと日本を行き来し、墓地やスラムの子どもたちの教育支援をされています。

 

 

 

「墓地に人が住んでいる」

 

と聞いてもピンと来る方が少ないと思いますが、
中華系富裕層の方の高級墓地は石棺が「廟」(びょう)という建物で囲われており雨風をしのげるような造りになっています。

 

 

 

この墓地は100年ほど前から続く古い歴史がありながら遺棄されているような状態。
新しく埋葬されるケースはほとんどないとのこと。
50年ほど前から貧困層の人々が移り住んで来るようになったそうです。

 

実は一年ほど前に池頭さんより、この墓地が開発により取り壊しが決まってしまった事、墓地に住んでいる人たちの行き場がなくなっている・・・という問題を教えていただきました。

現在この墓地には約500世帯が暮らしていると言われています。

 

 

 

 

私が半年前に訪問した時にはすでに取り壊しが始まっていましたが、なんらかの事情により途中で中断。
そしてまた取り壊しの繰り返し。
と、少しずつですが確実に住人たちの不安が現実になっているのを感じました。

 

 

廟・外壁が壊され、石棺もこの通り・・・。

 

 

 

貧困層が暮らす共同墓地から見える高級コンドミニアム。

池頭さんはここを訪れる人にこのコントラストを

「セブの経済格差の象徴のようだ」と毎回案内されています。

 

 

貧困地域から見える高級コンドミニアム

 

共同墓地の中には石棺を囲う廟の上に建てられた民家もあります。

 

つまり、こちらは民家の下の部分が廟(石棺がある)。

俯瞰するとこちらの共同墓地の廟が並ぶ部分はまるで一般的な住宅が並ぶヴィレッジにも見えたり、その上に建つ民家はローカルの居住区にも見えたりします。

しかし実際に歩いてみると、水はけが悪く衛生環境も心配になる箇所も多々あり、ゴミが散乱している場所も。

 

住人たちはなるべくその部分を避けて暮らしています。(とは言え、すぐ隣の建物に人がいたりする)

 

石棺の横で沐浴をし、洗濯をする。

洗濯物は石棺の周りに干して乾かす。

その石棺の中には永眠されている方が葬られている。

私たちが見た現実です。

 

 

 

こちらの墓地がなぜ存続の危機なのか?
墓地の様子を映した動画を併せてご覧ください。(約6分)

 

 

 

住人の子どもたち

 

 

映像にも登場しているAさん(19歳)

2歳8ヶ月の女の子と生後1ヶ月の男の子のママ。
彼女はこのスラムで生まれ育ちました。

病気の父親を亡くし、その翌年には母親が彼女と弟を残して出て行ってしまったとのこと。
その日から彼女は幼い弟のお世話をしながら暮らしてきました。

働き者の旦那さんに出会い、2人の子どもを授かり、愛あふれる生活を送っているようですが、その日の食べるものに困ることも多々あるそうで、それが何日も続いたりも。

SLPC池頭さんは彼女が若いのに子供を抱えているのに気がつき、お話をしたところ、英語が綺麗に話せる事やALS(Alternative Learning System)という政府機関の高校卒業と同じ資格を取得していることなどに驚き、教育支援をされたそうです。


現在は子育てなどの事情もあり、教育支援は中断された状態ですが、チャンスがあればまた勉強をしたいし、家計のためにいつかサリサリストア(個人商店)を持てたら・・・と彼女は希望を持っています。

 

 

彼女の家は全体で6畳くらいの広さでしょうか。実弟を含めた5人家族、荷物も少なめ。
彼女には私の娘とほぼ同じ月齢(2歳8ヶ月)の女の子がいます。
恥ずかしがり屋だけれどテレビを見ながら踊ったり。
とっても可愛らしい子でした。

 

 

いつも笑顔で人懐っこい彼女Bさん(11歳)。
映像にもある通り、父親は離れたところにいて1年近く会えません。

食べるものに困る時はごはんに醤油をかけてお腹を満たすことも。

学校には楽しく通っているようですが、夜は電気がないので勉強も出来ないこともあろうかと、池頭さんがソーラー(太陽光)充電ライトをサポートしていました。

彼女の笑顔の陰にある現実。そのギャップが印象的でした。

 

 

 

 

 

Aさん、Bさん以外にもそれぞれの子供たちに様々な背景がある。
貧しいながらも日々を生きている姿。
訪れると笑顔でじゃれてくる可愛らしい子供たち。

 

「釣竿を渡すだけではなく、釣り方も教えていかなければいけない」

SLPC池頭さんの言葉通り、ボランティア活動の持続可能な支援は物資を届ける事だけではなく、
彼らが自立して生きていけるようにサポートする事だと思います。

 

池頭さんはこれまでサポートを続けているスラムの子供たちの働き口になればとセブシティの隣、マンダウエシティに小さなお弁当屋さんを立ち上げられました。

現在は池頭さん、スラムの子供たちのお母さん3人が日本人の方にもオーダーしていただける品質・味を目指したお弁当を試行錯誤しながら作っています。

私も見学にお邪魔しましたが、キッチン、お手洗いも清潔で日本人が気になりそうな衛生面は問題なく見えました。

また、試作品のそぼろ弁当は作り手のお母さんたちの顔が見えるからか、あたたかみのある優しい味で美味しくいただきました。

今後、オフィスや学校への配達もしていきたい!とお母さんたちも意欲的です。

 

どのように記事を書いて伝えるべきか、これまで気持ちを整理・消化しきれずに1年が経ってしまいました。
と言いながら、今もそれが出来ているわけではありません。

この現実を少しでも多くの方に知っていただき、実際に訪問されたり、サポートしていただいたり、知恵をお貸しいただくことで子供たちが現状より良い環境で希望を持って生きることが出来たら・・・。

と思い、僭越ながら記事にさせていただきました。

 

 

実際に訪問したGwapa!レディの感想

 

 

Ms.Akiyo

幸せそうに暮らしているようですが、お昼寝をしている場所は棺の上。
食べるものがない時は1日1食が当たり前。
全てが私の思う常識から大きく離れたところにある生活で、同じ人間なのに、何が違うのか、何も違わないはずなのに。。。
何度も同じことを考えてしまいました。 当たり前に教育を受け、不自由なく過ごしている自分。
当たり前だと思っていた事がそうではないと改めて感謝する機会にもなりました。
ただ。 子供達は笑顔。困った時はお互い助け合う。
自然な事に思えるけれど日本はどうだろうか、物が豊かでも、心の豊かさは比例しないのではないか。 幸せって何だろう?
物質的に豊かでそれが当たり前になってしまって感謝の気持ちをどこかに忘れてきている。
本当に大事なモノって何?健康に毎日過ごせる事、体が自由に動いている事、そのすばらしさを体感出来なくなっていた自分に気がつきました。
本当の愛って何だろう?不思議な感覚が今でもまだ残っています。

 

 

 

Ms.Mina

「お墓に住むこども達の取材」と聞いて、はじめは耳を疑いました。

「お墓+住む」というワードの組み合わせ自体、私の世界観では到底想像もつきませんでしたし、きっと得体の知れない棺(しかも土葬)の傍で衣食住を営む、さぞ不気味なおどろおどろしい場所なのだろうという、勝手なイメージが先行していました。

いざ着いてみると、あたりの空気はとても穏やかで、子供達の笑い声が響き渡っているし、 住民から「Welcome to our Village!」なんていう陽気な歓迎も受けたりして、 「あれ、ここって本当に墓地なのかしら」という意外性とともに、自身の常識を覆されました。

村の中へとご案内頂くと、 「お墓だから」と言って格別貧しさが際立っている訳でもなく、実態は他の貧困エリアと大差ありませんでした。
むしろ墓のオーナー(富裕層)の建てた「石造りで屋根付きの頑丈な建物」で雨露をしのげる事から、 住居(墓)を提供する代わりに、お墓の手入れをしてもらうシステムは、理にかなっているとも思いました。
ただ、墓地の取り壊し計画が進んでいる事から、ここで生活を営んでいるこどもたちは、今後どうなってしまうのだろうという不安は拭えませんでした。

私たちが何かを寄付したり、食料を配給したところで、それは一時的な支援に過ぎず、根本的な解決にはならないですし、 結局のところ、教育や雇用機会の創出が、貧しさの連鎖から抜け出すキーワードになるのかな、と感じました。

今すぐにどうこう出来る問題ではないですが、このような実態を知れただけでも大きな収穫でした。

「お墓にすむ子供たち」は、経済的に貧しい状況に有っても決して悲観的ではなく、彼らの純粋で屈託のない笑顔から学ぶことは多かったです。

微力ながら、今後どのような支援が出来るのかを皆で考え、かたちにしていければ幸いです。

この度はこのような機会を頂き、感謝申し上げます。

 

 

墓地の子どもたちを訪れたい方・サポートいただける方へ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
こちらの墓地に訪問されたい方、サポートいただける方はボランティア団体SLPCにご連絡の上、現地コーディネーターと訪問していただきますようご協力をお願いいたします。
(こちらの墓地は現地の牧師さんを通じてサポートされています。居住区に個人で訪問されませんようご配慮をお願いいたします。)

SLPCでは墓地以外のスラムにも支援をされています。
スタディツアーの日程はリンク先のサイトをご覧ください。

 

 

*markie*

 





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